ミドリ安全 SCR1200 静電クリーンシューズの魅力とは？

クリーンルーム用静電靴の重要性と選び方

クリーンルームでの作業は、製品の品質を守るために非常に厳しい環境管理が求められます。特に靴から発生する微細なゴミや静電気は、製造ラインや実験環境に悪影響を及ぼすことがあるため、適切な靴選びが欠かせません。クリーンルーム用の静電靴は、発塵を抑えつつ静電気をコントロールする機能が求められます。このため、素材選びや構造設計が非常に重要です。

選ぶ際には以下のポイントを押さえておくと安心です。

• 発塵を抑える素材や設計であること
• 静電気を適切に逃がす電気抵抗値を持つこと
• 足先の安全を守る先芯が搭載されていること
• 清潔に保ちやすく、洗濯可能なこと
• サイズやフィット感がしっかりしていること

これらの条件を満たす靴は、作業効率や安全性の向上につながるため、選び方の基準としてぜひ覚えておきましょう。

また、クリーンルームの種類や作業内容によっても求められる仕様は異なるため、現場のルールに沿った製品選択が必要です。特に静電気対策は電子部品の製造現場などで重要視されます。この点を踏まえて、適切な静電靴を選ぶことが大切です。

この靴の安全性能と先芯の特徴

この靴は、つま先部分にワイド樹脂先芯を搭載しているのが大きな特徴です。先芯は足先の安全を守るための重要なパーツで、特に重い物が落ちたり圧迫されるリスクがある現場では必須となります。ワイドタイプの先芯は、通常より広い範囲で足先をカバーするため、より高い安全性を確保しています。

また、つま先部分はフルキャップ仕様で、破損しやすい箇所をしっかりガード。これにより、長期間の使用でも耐久性が保たれやすい設計です。さらに、先芯は樹脂製なので金属製に比べて軽量でありながら、十分な強度を持っているため、作業中の疲労軽減にも役立ちます。

安全性能のポイントをまとめると以下の通りです。

• ワイド樹脂先芯で広範囲の保護
• フルキャップ仕様でつま先の破損を防止
• 耐圧迫性荷重10±0.1kNのJIS規格適合
• 軽量設計で長時間の作業も快適

これらの性能は、工場や研究施設など安全対策が厳しい現場での使用に最適です。安全性と快適性の両立を目指した設計は、安心して作業に集中できる環境を作り出します。

クリーンルーム対応の静電気対策機能

静電気はクリーンルーム内での作業において大敵です。静電気が発生すると、電子部品の破損や製品の汚染につながるリスクが高まります。そこで、この靴は電気抵抗値が1.0×10の5〜8乗Ωという範囲に設定されており、適切に静電気を逃がすことが可能です。

この抵抗値は、JIS規格に準拠したもので、クリーンルーム用の静電靴として求められる基準を満たしています。さらに、靴底には特殊な設計と素材を採用した新発泡ポリウレタンの2層構造が使われており、チッピング（微細な破片の発生）を抑制する効果もあります。

静電気対策としてのポイントは以下の通りです。

• 適切な電気抵抗値で静電気をコントロール
• 発塵しにくい靴底素材でクリーン環境を維持
• JIS規格ED-O/C2に適合した性能

これにより、クリーンルーム内の環境を守りながら快適な作業をサポート。静電気の影響を気にせずに作業できるのは大きなメリットです。

快適な履き心地とフィット感の秘密

長時間の作業において靴の履き心地は非常に重要です。この靴は、足幅サイズがEEEとゆったりめに設計されており、幅広の足にも対応しやすいのが特徴です。甲被素材には人工皮革、ポリエステル、ポリエステルメッシュを組み合わせているため、通気性と柔軟性が両立されています。

また、ハーフフードタイプのデザインは足首周りの動きを妨げず、着脱もスムーズです。靴底の新発泡ポリウレタン2層構造はクッション性に優れており、歩行時の衝撃を和らげてくれます。

快適さのポイントは以下の通りです。

• EEE幅でゆったりフィット
• 通気性の良い素材で蒸れにくい
• クッション性の高い靴底で疲れにくい
• ハーフフードで足首の動きをサポート

このように、快適性にも配慮された設計は、クリーンルームでの長時間作業をサポートし、ストレスを軽減してくれます。

清潔を保つためのメンテナンス方法

クリーンルーム用の靴は清潔さが求められるため、メンテナンスも重要です。この靴は洗濯が可能であるため、汚れやホコリをしっかり落とせます。洗う際は、以下のポイントを押さえておくと長持ちします。

• 中性洗剤を使い、優しく手洗いする
• 高温の水や強い洗剤は避ける
• 直射日光を避け、風通しの良い場所で自然乾燥させる
• 靴の形を崩さないように注意する

また、定期的に靴底の状態を確認し、摩耗が激しい場合は交換を検討しましょう。清潔に保つことで、クリーンルームの環境維持に貢献できます。

さらに、靴内部の湿気対策として、使用後は風通しの良い場所で保管することもおすすめです。これにより、カビや臭いの発生を防げます。

サイズ選びと購入時の注意点

靴のサイズ選びは快適な作業環境を作るうえで欠かせません。この靴は26.5cmのサイズで、足幅はEEEとゆったりめですが、実際に履いてみてフィット感を確かめることが重要です。足の形や幅は人それぞれなので、可能であれば試着をおすすめします。

購入時には以下の点に注意しましょう。

• サイズ表記と実際のフィット感に差がないか確認する
• 用途に合ったタイプ（フルキャップやハーフフードなど）を選ぶ
• クリーンパックの有無を確認する（この靴はクリーンパックなし）
• メーカーの型番変更情報をチェックする（SCRからMSCRへ順次変更予定）

これらを踏まえて選ぶことで、より満足度の高い買い物ができます。特にクリーンルーム用の靴は安全性や機能性が重要なので、妥協せずに選びたいですね。

よくある質問（FAQ）

クリーンルーム用の靴について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。購入前の参考にしてください。

質問	回答
この靴は洗濯機で洗えますか？	洗濯機の使用は推奨されていません。手洗いで優しく洗うのが望ましいです。
サイズが合わなかった場合の交換は可能ですか？	購入先の返品・交換ポリシーに従って対応してください。事前にサイズ確認をおすすめします。
クリーンパックは付いていますか？	この靴にはクリーンパックは付属していません。
先芯は金属製ですか？	いいえ、樹脂製の先芯を使用しており軽量で安全です。
どんな環境で使うのが適していますか？	クリーンルームや静電気対策が必要な研究・製造現場に適しています。

まとめ：クリーンルーム作業におすすめの静電靴

クリーンルームでの作業に適した靴は、発塵の抑制や静電気対策、安全性、快適性のすべてを兼ね備えていることが重要です。この靴はワイド樹脂先芯とフルキャップ仕様で足先をしっかり保護し、特殊素材の靴底で発塵を抑えながら静電気を適切に逃がす性能を持っています。さらに、EEE幅のゆったり設計と通気性の良い素材で長時間の作業も快適にこなせるのが魅力です。

洗濯可能でメンテナンスも簡単なため、清潔な状態を保ちやすいのもポイント。サイズ選びには注意が必要ですが、適切に選べば安心して使える一足と言えるでしょう。

クリーンルームでの安全かつ快適な作業環境を目指すなら、ぜひ検討してみてください。

店舗名	プロキュアエース
価格	16,403円（税込）
送料	送料別