- CC-Link対応のリモートI/Oユニットの基本性能と特徴が分かる
- トランジスタ出力(シンクタイプ)ユニットの使い方や設置のポイントを理解できる
- 導入前に押さえておきたい注意点やFAQで疑問を解消できる
CC-Link小形リモートI/Oユニットの基本性能を詳しく解説
このリモートI/Oユニットは、CC-Linkネットワークに対応した小形タイプの製品で、トランジスタ出力(シンクタイプ)を採用しています。出力点数は32点あり、産業用の制御盤に組み込みやすいコンパクトな設計が魅力です。定格負荷電圧はDC12VとDC24Vに対応し、使用負荷電圧範囲はDC10.2Vから26.4Vまでと幅広い電圧環境に適応可能です。
最大負荷電流は1点あたり0.5A、1コモンあたり4.8Aとなっており、一般的な制御機器の駆動に十分な電流容量を備えています。さらに、最大突入電流は1.0A(10ms以下)に抑えられているため、過電流によるトラブルを防ぎやすい設計です。OFF時の漏洩電流も0.25mA以下と低く、電力ロスを最小限に抑えられます。
出力応答時間は、OFFからONへの切り替えが0.5ms以下、ONからOFFへの切り替えが1.5ms以下(抵抗負荷時)と高速で、リアルタイム性が求められる制御システムに適しています。保護機能も充実しており、過負荷保護、過電圧保護、過熱保護が内蔵されているため安心して運用できます。
また、出力部はフォトカプラ絶縁方式を採用し、外部回路からのノイズや異常電圧からユニットを守ります。絶縁耐圧はAC500V(1分間)で、絶縁抵抗は10MΩ以上と高い安全性を確保しています。
外形寸法は高さ50mm、幅179mm、奥行き40mmとコンパクトで、質量は0.25kgと軽量です。設置場所は制御盤内を想定しており、IP2Xの保護等級を持つため、粉塵などの侵入を一定程度防ぎます。
このように、基本性能は産業用の様々な制御環境に適応できるように設計されており、信頼性と使いやすさを両立しています。
トランジスタ出力(シンクタイプ)の特徴とメリット
このユニットの出力形式はトランジスタ出力のシンクタイプです。シンクタイプとは、出力端子が接地側に接続されており、負荷がプラス電源に接続されている場合に適しています。これにより、負荷の電流をユニット側で引き込む形となります。
シンクタイプの大きなメリットは、負荷の種類や接続方法に柔軟性があることです。一般的なDC負荷に対して安定した動作が期待でき、ノイズの影響を受けにくいのも特徴です。また、トランジスタ出力は機械的な接点を持たないため、長寿命で耐久性に優れています。
さらに、応答速度が速いこともポイントです。機械的なリレーに比べて切り替えが瞬時に行われるため、高速制御が必要なシステムに最適です。これにより、制御の精度や効率を高めることができます。
一方で、シンクタイプの出力は接続する負荷の極性や配線方法に注意が必要です。誤った配線はユニットの故障につながる可能性があるため、設置時には仕様書をよく確認しましょう。
このように、トランジスタ出力のシンクタイプは、信頼性が高く高速な制御に適した出力形式であり、多くの産業用制御システムで採用されています。
設置環境と耐久性についてのポイント
このユニットは、使用周囲温度が0〜55℃、保存周囲温度が-20〜75℃と幅広い温度環境に対応しています。湿度は10〜90%RH(結露なきこと)での使用が推奨されており、一般的な工場環境に適しています。
耐振動・耐衝撃性能もJIS B 3502およびIEC 61131-2に準拠しているため、産業機械の振動や衝撃に強い設計です。具体的には、断続的な振動や連続的な振動に対しても性能を維持し、衝撃に対してもXYZ各方向での試験をクリアしています。
設置場所は制御盤内を想定しており、IP2Xの保護等級により手指などの異物侵入を防ぐ構造です。腐食性ガスのない環境での使用が推奨されているため、化学薬品が飛散するような場所では注意が必要です。
また、使用標高は2000m以下が推奨されています。高地での使用を検討している場合は、事前に環境条件を確認しましょう。
このように、耐久性や設置環境の条件を把握しておくことで、ユニットの長期安定稼働を支えることができます。
配線と接続のポイントを詳しく解説
このユニットの外部配線接続は、通信部とユニット電源部が7点2ピース端子台(M3ネジ)、入出力電源部と入出力部が34点直付け端子台(M3ネジ)で構成されています。端子台タイプのため、配線作業がしやすく、メンテナンス性にも優れています。
配線時には、端子ネジの締め付けトルクや接続順序に注意することが重要です。緩みや接触不良は誤動作や故障の原因となるため、規定のトルクでしっかり固定しましょう。
また、通信部はCC-Linkネットワークに接続されるため、通信ケーブルの取り扱いにも注意が必要です。ケーブルの曲げ半径や長さ制限を守ることで、通信の安定性を保てます。
入出力電源部はDC10.2〜26.4Vの電源を供給するため、電圧範囲内で安定した電源を用意することが大切です。電源のリップル率も5%以内に抑える必要があります。
配線のポイントをまとめると以下の通りです。
- 端子台のネジは規定トルクで締め付ける
- 通信ケーブルの取り扱いに注意し、指定の仕様を守る
- 電源電圧とリップル率を適切に管理する
- 配線ミスを防ぐために配線図を正確に確認する
これらのポイントを守ることで、安定した動作と長寿命化が期待できます。
安全機能と保護機能の充実度
このユニットは、過負荷保護機能、過電圧保護機能、過熱保護機能を備えており、制御機器としての安全性が高いのが特徴です。これらの保護機能は、ユニットの故障や火災リスクを低減し、安心して長期間使用できる環境を提供します。
過負荷保護機能は、出力に過剰な電流が流れた場合に動作し、ユニットの損傷を防ぎます。過電圧保護機能は、電源電圧が規定範囲を超えた際にユニットを保護し、過熱保護機能はユニット内部の温度が異常に上昇した場合に動作します。
さらに、出力部にはツェナーダイオードによるサージキラーが組み込まれており、突発的な電圧サージから回路を守ります。これにより、外部からのノイズや異常電圧の影響を軽減できます。
絶縁耐圧はAC500Vで1分間保持できるため、高電圧環境でも安全性を確保しやすいです。絶縁抵抗も10MΩ以上と高く、電気的なトラブルを防止します。
このように、安全機能と保護機能が充実しているため、産業用制御盤の中でも信頼性の高い運用が期待できます。
よくある質問(FAQ)で疑問を解消しよう
このユニットに関して、導入前によく寄せられる質問をまとめました。疑問点を事前に解消することで、スムーズな導入が可能です。
- Q: トランジスタ出力のシンクタイプとは何ですか?
A: 負荷側がプラス電源に接続されており、ユニット側が接地側へ電流を流す方式です。高速応答と長寿命が特徴です。 - Q: 最大負荷電流はどのくらいですか?
A: 1点あたり0.5A、1コモンあたり4.8Aまで対応しています。 - Q: 使用環境の温度範囲は?
A: 使用周囲温度は0〜55℃、保存周囲温度は-20〜75℃です。 - Q: 配線時の注意点は?
A: 端子台のネジは規定トルクで締め、通信ケーブルの取り扱いに注意してください。 - Q: 保護機能はどのようなものがありますか?
A: 過負荷保護、過電圧保護、過熱保護が備わっています。
これらのFAQで基本的な疑問はほぼ解消できるでしょう。さらに詳細な情報は取扱説明書やメーカーの技術資料を参照してください。
導入前に知っておきたい注意点
このユニットを導入する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。まず、使用環境に腐食性ガスがないことが必須条件です。腐食性ガスが存在すると、ユニットの内部回路に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、電源電圧のリップル率は5%以内に抑える必要があり、これを超えると正常動作に支障をきたす恐れがあります。電源の品質管理はしっかり行いましょう。
配線作業時には、端子台のネジをしっかり締めることが重要です。緩みや接触不良は誤作動や故障の原因になるため、定期的な点検もおすすめします。
さらに、使用標高は2000m以下に制限されているため、高地での使用を検討している場合は別途確認が必要です。
これらの注意点を守ることで、ユニットの性能を最大限に活かし、トラブルを未然に防げます。

設置環境のチェックはやっぱり大事だな
まとめ:CC-Link対応リモートI/Oユニットの魅力と活用法
今回ご紹介したCC-Link対応の小形リモートI/Oユニットは、32点のトランジスタ出力(シンクタイプ)を備え、幅広い電圧範囲と高い耐久性を持つ信頼性の高い製品です。コンパクトなサイズながら、過負荷や過電圧、過熱保護などの安全機能も充実しており、産業用制御盤内での安定した運用が期待できます。
設置環境や配線のポイントを押さえれば、長期間にわたりトラブルなく活用できるでしょう。特に高速応答が求められる制御システムには最適で、信頼性と使いやすさの両立が魅力です。
導入前にFAQや注意点を確認し、適切な環境で使用することが、性能を最大限に引き出すコツです。これからのシステム構築やリプレースに検討してみてはいかがでしょうか。

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